日が暮れると、灯りのともるダイニングテントがポッカリと浮かんでくる。山の天気は変わりやすく、重い雲がでてきて、すぐ近くまで霧がかかる。食後は、地元アーティストの生演奏のとともに“焚き火バー”で地ビールをいただく。人工の光がほとんどない真っ暗ななかの焚き火は格別。
客室テントから露天風呂までは少し離れているが、頃合いを見てスタッフが送り迎えしてくれる。露天温泉は、ふもとの白馬八方温泉から運び込まれたお湯で、水素イオン濃度が高い強アルカリ性だという。無色透明のお湯はトロトロとしていて肌あたりがとてもいい。
朝4:30、かすかに聞こえていた鈴の音が近づいてきて目を覚ます。日の出を見る“ご来光ツアー”のためのモーニングコール。あいにく雲がかかり日の出は見られなかったが、振り返ると真っ青な空に2900m級の北アルプスの山々がくっきりとそびえ立つ。所々にある雪は夏も溶けない万年雪とのこと。
朝食まで時間があるので、散歩をしたいというと、コンシェルジュが同行してくれた。森の中には、木道や木のチップが敷かれ歩きやすくなっている。見晴らしのいい展望台やキャノピーウォークという木の橋がかけられていて、1時間くらいの散策を楽しめる。コンシェルジュは道案内とともに、白馬の四季の楽しみ方を語ってくれた。
“FIELD SUITE”は、まさしく山岳フィールドにあって、大自然のなかでここまで素敵なサービスを受けられることに、とても驚いた。四季それぞれを楽しみたい。満点の星空も、一面スノーパウダーの世界も見てみたい。さすがに冬季の宿泊はできないが、冬のこの地で、鈴木伸悟シェフの食事を楽しむ「グランピングディナーツアー」を用意しているという。そんな試みを聞き、“FIELD SUITE”スタッフの情熱を感じた。
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文=山元琢治(ENGINE編集部) 写真=GOAT Inc./山元琢治
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