【2月12日 AFP】記録的な洪水に見舞われたオーストラリア北東部で、30万頭以上の畜牛が水死したり流されたりしたとされ、豪最大手の畜産業者は11日、「甚大な損害」を受けていることを明らかにした。

 北東部クイーンズランド(Queensland)州は、5年以上続いた干ばつの後、約2週間にわたる豪雨が降り続けた。乾き切っていた土地は広い範囲で泥状に変化し、すでに日照りで弱っていた牛は身動きが取れなくなった。

 畜産最大手のオーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニー(AACo)は11日、所有地のうち4か所が「前例のないレベルの洪水」で「深刻な影響」を受け、ある牧場施設では3万頭という「甚大な損害」が予測されているという。

 同社は、被害についてのより明確な査定は洪水の水が引いてからのみ可能になるとし、収益に「重大な」影響を与え得るとしている。

 豪州で飼育されている牛2500万頭強のうち、およそ半数がクイーンズランド州にいるが、同州では40頭に1頭の割合で牛が死んだと推定されている。

 農業関係のロビー団体「AgForce」のジョージー・サマセット(Georgie Somerset)氏は12日、同州で「行方が分からなくなったり、水死したり、流されたりした牛は30万頭を上回るとみている」と述べた。(c)AFP