【1月9日 AFP】オーストラリアで9日、首都キャンベラとメルボルン(Melbourne)にある、日本を含む在外公館十数か所に不審物が届けられ、救急隊が駆け付ける騒ぎがあった。

 複数の外国公館に危険性があるとみられた物質が含まれる小包が数時間内に立て続けに届いたという。

 標的となったのは、日本の他、米国、中国、イタリア、インド、ニュージーランドの領事館。だがこの間に明確な共通点はみられない。

 小包に危険性はないとみられるが、呼吸装置の装着が要請された警察や消防隊、および法科学の専門チームがこの物質の調査を実施し、さらなる検査のために二重三重に包装した。

 ビクトリア(Victoria)州警察は一般市民への危険はないとしている。

 また先の領事館、およびスペイン、スイス、パキスタンの領事館付近では一時的に避難措置が取られたが、安全が確認されている。(c)AFP