【9月21日 AFP】世界柔道選手権(World Judo Championships 2018)は20日、アゼルバイジャンのバクーで開幕し、女子48キロ級では17歳のダリア・ビロディド(Daria Bilodid、ウクライナ)が優勝し、史上最年少の世界女王となった。

 ビロディドは決勝で、昨年大会で同級を制した渡名喜風南(Funa Tonaki)から一本勝ちを収め、17歳345日という年齢で優勝を果たした。

 これまで最年少記録を持っていたのは7度の大会制覇を誇る谷亮子(Ryoko Tani)氏で、1993年の初優勝時は18歳27日という若さだった。

 ビロディドは16歳だった昨年、史上2番目に若さで欧州選手権(European Judo championships 2017)を制し脚光を浴びた。なお、ビロディドの父親であるゲンナジー(Gennady Bilodid)氏も柔道家で、世界選手権の男子73キロ級で2度優勝している。

 決勝で敗れた渡名喜は銀メダルとなり、五輪の優勝経験を持ち2015年大会(World Judo Championships 2015)を制したパウラ・パレト(Paula Pareto、アルゼンチン)とカザフスタンのオトゴンツェツェグ・ガルバドラフ(Otgontsetseg Galbadrakh)がそれぞれ銅メダルを獲得した。

 また男子60キロ級では、髙藤直寿(Naohisa Takato)が連覇を飾り、永山竜樹(Ryuju Nagayama)が銅メダルを手にしている。(c)AFP