【9月3日 AFP】(更新、写真追加)韓国の聯合(Yonhap)ニュースは3日、軍当局の話として、北朝鮮が6回目の核実験を実施したもようだと伝えた。これに先立つ数時間前、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水素爆弾を開発したと主張している。

 米地質調査所(USGS)によると、北朝鮮ソンジペガム(Sungjibaegam)の東北東24キロメートルの地点で、震源の浅いマグニチュード(M)6.3 の「爆発」が観測された。これは北朝鮮が過去に実施した核実験時のどの揺れよりも大きく、USGSのある地球物理学者は「地震というより爆発だ」とAFPに語った。

 韓国気象当局もAFPの取材に、北朝鮮北東部の咸鏡北道(North Hamgyeong Province)で3日午後0時36分に人工的な揺れを観測したと述べた。

 韓国軍合同参謀本部も、咸鏡北道の豊渓里(Punggye-ri)にある核実験場近くで地震のような揺れを観測したと発表している。

 さらにM6.3の揺れから数分後、北朝鮮の核実験場近くで再び揺れが観測された。中国地震台網センター(China Earthquake Network Center)によると、2度目の揺れはM4.6、震源の深さは0キロメートルで、何らかの「崩落」によるものとみられる。(c)AFP