【7月21日 AFP】中国・上海(Shanghai)で21日、気温が観測史上最高の40.9度を記録した。中国ではほぼ全土で猛暑が続いており、上海市当局も今年初めてとなる非常警報を発令した。

 国営メディアは同市内の複数の病院からの報告として、暑さに関連した病気などで搬送される人の数が増加していると伝えている。

 上海では2週間以上、気温の高い日が続いており、市の気象当局によると、21日午後に気温は気象観測所が設立された1872年以降で最高に達した。

 中国国内の他の地域でもここ数週間記録的な暑さが続いている。一方で、中部および南部では広い範囲で豪雨による洪水の被害が出ている。

 上海の非常警報は気温40度を超えると予想される時に発令され、当局は特に児童、高齢者、病人に対して屋外での活動を控えるよう呼び掛けている。(c)AFP