【5月5日 AFP】スペインの首都マドリード(Madrid)近郊の有害化学廃棄物のリサイクル処理場で4日、複数回の爆発があり、重傷者3人を含む37人が負傷した。当局が明らかにした。

 爆発が起きたのはマドリードから約30キロ南東にあるアルガンダ・デル・レイ(Arganda del Rey)のリサイクル処理場。爆発で巨大な黒煙が立ち昇ったが、緊急当局によると、同地域の複数の大気汚染観測所の測定値は正常値を示しており、汚染の懸念は後退した。

 現場では火も出た。消防士らによると、重傷者3人のうち2人はやけどで1人は骨盤骨折。負傷者全員が処理場の作業員かは不明。当局は爆発原因を調査している。

 マドリード地域政府によると、爆発現場から半径500メートル以内の5つの学校および複数の職場が予防措置として避難した。(c)AFP