【1月18日 AFP】フィリピンで3か月前に行方不明になった韓国人実業家が、複数の警察官らに誘拐され、誘拐当日に殺害されていたことが明らかとなった。韓国外務省高官が18日、発表した。

 殺害された男性は50代で、名字がジ(Ji)とだけ明らかにされている。報道によると、男性は首都マニラ(Manila)近郊のアンヘレス(Angeles)で誘拐され、その2週間後には男性の家族が容疑者らに身代金500万フィリピンペソ(約1100万円)を支払ったという。だがフィリピンでの捜査結果として韓国外務省高官が述べたところによると、男性は絞殺され、容疑者のうちの1人の元警官が所有する火葬場で遺体は燃やされたという。

 韓国外務省高官は、3人の現職警官を含む容疑者8人が現在取り調べを受けていると述べた。フィリピンでは韓国人を狙った犯罪がしばしばトップニュースとして報じられている。2012年以降フィリピン国内では約50人の韓国人が殺害されている。(c)AFP