【12月1日 AFP】英イングランド(England)北東部の14世紀の修道院付属の施療院の発掘現場で、黒死病(Black Death)の犠牲者48人の遺体が埋葬された「極めてまれな」共同墓地が見つかった。考古学チームが11月30日、明らかにした。

 英シェフィールド大学(University of Sheffield)の考古学チームがリンカンシャー(Lincolnshire)州のソーントン修道院(Thornton Abbey)で発見したのは、男女のものや子ども27人のものを含む48体分の遺骨。

 炭素年代測定法によると、これらの骨は黒死病が大流行し、欧州の人口の60%を死に至らしめたとされる14世紀半ばのものとみられている。(c)AFP