【8月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は30日、スペイン1部リーグのバレンシア(Valencia CF)からドイツ代表のシュコドラン・ムスタフィ(Shkodran Mustafi)を獲得したと発表した。

 ムスタフィを3500万ポンド(約47億円)で獲得したアーセナルは、弱点とみられていたCBを補強することに成功。アーセナルでは同じくセンターバックを務める元ドイツ代表のペア・メルテザッカー (Per Mertesacker)とガブリエウ・パウリスタ(Gabriel Paulista)の2人が負傷しており、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が以前からムスタフィに目を付けていた。

 ベンゲル監督は24歳のムスタフィについて、「いい年齢だし、経験も豊富。非常に研ぎ澄まされた選手で、ボールの扱いもうまい。素晴らしい選手を獲得でき、将来に向けてもいい補強になった」と話した。

 エバートン(Everton)でプロデビューを果たしたムスタフィは、期限付き移籍先のサンプドリア(Sampdoria)で2年間を過ごし、公式戦53試合に出場すると、その後はバレンシアに加入し、2シーズンで81試合に出場していた。

 ドイツとアルバニアの二重国籍を持つムスタフィは、ドイツ代表では2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)優勝も経験。この夏の欧州選手権(UEFA Euro 2016)でもメンバー入りを果たしていた。

 またアーセナルは同日、スペイン1部のデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)からFWのルーカス・ペレス(Lucas Perez)を1700万ポンド(約23億円)で獲得したことも発表した。

 アーセナルは2人のほかに、スイス代表のMFグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)、日本代表のFW浅野拓磨(Takuma Asano)、イングランドの若手CBロブ・ホールディング(Rob Holding)を今夏の移籍市場で補強している。(c)AFP