【5月5日 AFP】インドネシア西部のスマトラ(Sumatra)島で14歳の少女が集団レイプされた末に殺害された事件を受け、人権活動家らは4日、政府に対し性暴力を取り締まる法律の強化を早急に行うよう要求した。

 少女は4月初旬にスマトラ島の小さな村で学校から帰宅する途中、少年を含む酔った男らの集団に襲われたとみられ、3日後に裸で縛られ暴行された遺体が林の中で発見された。容疑者は計14人で、これまでに12人が身柄を拘束されている。

 この事件については最近になってインターネット上で報道が広まり、世論に怒りの声が湧き上がっていた。

 インドネシアでは女性に対する性的暴行がまん延しており、政府支援の人権団体「女性への暴力に対する全国委員会(National Commission on Violence Against Women)」によると、毎日35件の事件が報告されているという。(c)AFP