【12月2日 AFP】インド北部ハリヤナ(Haryana)州アンバーラ(Ambala)で、白内障の手術での不手際により少なくとも15人が片目を失明した。地元当局が1日、AFPの取材に対し明らかにした。

 手術は先週、慈善団体により集団で実施されたが、患者が手術後に地元の公立病院にかかり、初めて問題が発覚した。

 アンバーラの医療当局者によると、手術を行った団体は、白内障の手術をする許可を政府から受けていなかった。また、現在、患者らから話を聞くなどして、手術について調査しているという。

 白内障手術は一般的には危険性が低いとされているが、このような事例はインドでは珍しくない。10月には、同国西部で同様の手術を受けて14人が失明しており、地元当局は病院スタッフが医療器具の適切な消毒を怠ったと説明していた。(c)AFP