【7月20日 AFP】オーストラリアに旅して、現地に溶け込みたい?もしくはただ、オーストラリア人の友達を理解したい?そういうときの助けになってくれそうなオーストラリア特有の言葉遣いをオーストラリア・シドニー(Sydney)の牧師が紹介した動画がネットで大流行している。

 ジョッシュ・ホーキンス(Josh Hawkins)さんが紹介している3分間の動画のタイトルは、「オーストラリア語の話し方:全て短縮すること(How to speak Australian: Abbreviate Everything)」。1週間前にユーチューブ(YouTube)に投稿されて以来、再生回数は13万回を超え、オーストラリアのジュリア・ギラード(Julia Gillard)元首相からも絶賛されている。

 ホーキンスさんは20日、「オーストラリア語」を話すコツは、できるだけ、言葉を短縮することだと話した。例えば、「オーストラリア」という語は「ストレーヤ(Straya)」と短くなる。

「正直なところ、特に狙いはなかったんです」と、ホーキンスさんはAFPに対して答えた。「私たちオージーが日々、使っている短縮語を出せるだけ出したら面白いだろうと思っただけで」

「フットボール」や「ビスケット」「チョコレート」などの単純な単語は、「フッティー」「ビッキー」「チョッキー」となる。一般的な反応は、オーストラリアでは一般的な単語がこれほどたくさん短縮されて日常的に使用されているのかという驚きだ。

「どこかを訪れたときには、こう言えばいいんです。『グデイ・ハウヤ・ゴーイング(G'day, how ya going? )』。これで十分会話になりますよ」と、ホーキンスさんは言う。ホーキンスさんは、若者と接することの多い牧師だ。

「私たちは、人を呼ぶときも実際の名前では呼ばずに、ラストネームをもじったり、ちょっと変わった呼び方をしたりします。私が『ホーコ(Hawko)』と呼ばれているのは、私のラストネームがホーキンスだからです」(c)AFP