SKA2遺伝子は、マイナス思考を抑制し、衝動的な行動を制御するために機能する。SKA2が十分に存在しなかったり変異していたりすると、脳は異常レベルのストレスホルモン、コルチゾールを放出する。

 自殺を計画したり実行に移したりする人々では、異常なレベルのコルチゾール放出が起きていることが、これまでの研究で明らかになっていた。

 カミンスキー助教によると、血液検査による自殺の予測が、調査対象の規模を拡大しても可能かどうかを確かめるには、さらなる研究を重ねる必要があるという。(c)AFP