【5月31日 AFP】インドネシア・東ジャワ(East Java)州シドアルジョ(Sidoarjo)県で起きたガス田泥噴出事故から7年となる29日、事故で避難を余儀なくされた人たちが抗議行動を行った。抗議参加者らは、シドアルジョにある泥火山から流れた大量の泥堆積物に身体を沈め、被災者が味わった苦しみを再現した。

 専門家の間では、事故の責任はインドネシアの大富豪アブリザル・バクリ(Aburizal Bakrie)氏の一族の支配下にある採掘会社ラピンド・ブランタス(Lapindo Brantas)にあるとされている。

 12の村が泥に埋まったこの事故の直接的な被害を受け、補償制度の適用対象となっているのは約1万3000世帯。さらに数千人の地元住民が経済的損害に対する補償金の支払いを求めている。(c)AFP