【3月24日 AFP】松本剛明(Takeaki Matsumoto)外相は23日、東北地方太平洋沖地震による福島第1原子力発電所の事故をうけ、現在、25の在京大使館が一時閉鎖していることを明らかにした。

 松本外相がAFPにEメールで回答したところによると、このうち8大使館は大使館機能を東京外もしくは国外に移管し、17大使館は職員を自宅待機させ、日ごとの状況に応じて勤務形態を変えているという。

 そのうえで、松本外相は、こうした状況でも外務省は正確な外交情報を入手すべく、各大使館の一時移管先や自宅待機職員らとも、継続して連絡をとっていくと説明した。

 外務省広報によると、一時閉鎖している在京大使館は以下のとおり:

アジア: ネパール
欧州: クロアチア、コソボ、スイス、ドイツ、フィンランド
中東: バーレーン
アフリカ: アンゴラ、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、ナミビア、ブルキナファソ、ベナン、ボツワナ、マラウイ、モーリタニア、モザンビーク、リビア、リベリア、レソト
中南米: エクアドル、グアテマラ、ドミニカ共和国、パナマ

 一方、米国務省は前週、都内在住の大使館職員家族に対し、「自発的な離日」や日本国内他地域への移動を認めた。(c)AFP