【11月24日 AFP】22日に行われた25F1第22戦ラスベガスGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが、技術的な違反のため失格処分となった。これを受けチームのアンドレア・ステラ代表は、両ドライバーに謝罪した。

ドライバーズ選手権で首位に立つノリスは、タイトルを狙うレッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位でフィニッシュし、ピアストリは4位に入っていた。

しかし、レース後の検査で両マシンのスキッドブロックの摩耗規定違反が判明し、ともに失格となった。

マクラーレンが発表した声明の中でステラ代表は「今週末に素晴らしいパフォーマンスを見せていた中、選手権争いの重要な時期にポイントを失わせてしまったことをランドとオスカーに対して謝罪する」と述べた。また、国際自動車連盟(FIA)の指摘通り、「違反は意図的なものではなかった」としている。

ノリスは2位に入ったことで、ドライバーズランキングで2番手につけるピアストリとの差を30ポイントに開いていた。

しかし、失格によって首位ノリスと、2位タイに並んだピアストリ、フェルスタッペンとのポイント差は24に縮まった。

今季残り2戦で獲得可能な最大ポイントは58となっており、30日に行われる第23戦カタールGP決勝では、ピアストリとフェルスタッペンの両者に2ポイント以上の差をつければノリスのタイトルが確定する。カタールGPではスプリントも実施されることになっている。(c)AFP