東京で雲南特産品プロモーション コーヒーや普洱茶に人気
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【9月29日 東方新報】雲南特産品日本プロモーションが9月22日、東京都内で開かれた。雲南省(Yunnan)の企業23社が出展し、日中両国から数十社の企業代表が参加した。主催は雲南省商務庁、共催は雲南省駐日本(東京)商務代表処と日本雲南総商会。会場では、雲南企業5社の代表が自社製品や経営形態について説明した。
雲南省商務庁の李朝偉(Li Chaowei)庁長は「雲南は中国西南部の対外開放の前線にあり、今回の展示は質の高い経済・貿易協力の新たな出発点になる」と述べた。中国駐日大使館の羅暁梅(Luo Xiaomei)公使は「雲南は特色農業や文化観光などに強みを持つ。両国企業がこうした優位性を生かして協力を進めてほしい」と話した。日本国際貿易促進協会の安田真人(Masato Yasuda)理事長も「雲南の製品は品質やブランド力が高まっており、経済交流の拡大に期待している」と述べた。
会場では、花、コーヒー、茶葉、野生菌、飲料などの特産品が展示され、日中企業の間で将来の協力に関する意見交換も行われた。
雲南省商務庁によると、今年1月から7月までの雲南と日本の貿易総額は13.8億元(約289億6385万円)で、前年同期比51.6%増。うち日本への輸出は10.2億元(約214億806万円、61%増)、日本からの輸入は3.6億元(約75億5578万円、29.9%増)だった。輸入品は真空成形機やプラスチック、機械器具などが中心で、輸出品はノートパソコン、非合金スズ、松茸や切り花などが代表的だという。
一方、9月19日に雲南省昆明市(Kunming)で発表された事前資料によると、日本雲南総商会の黄星原(Huang Xingyuan)名誉会長は、同会が近年、日本各地で80回以上の雲南コーヒーや普洱茶(プーアル茶)のプロモーション・試飲会を実施し、東京国際食品展など国際展示会にも継続的に出展してきたことを紹介している。また、約100社の日本企業や商工団体と交流を重ねてきたとし、雲南小粒コーヒー、普洱茶、野生菌、切り花、三七(薬草)などが日本の消費者に浸透しつつあると述べた。(c)東方新報/AFPBB News