今年1~8月、深センの輸出入規模が中国内地都市で首位を維持
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【9月24日 東方新報】深セン税関が18日に発表した統計によると、今年1~8月の深セン市(Shenzhen)の輸出入規模は 2兆9600億元(約61兆6195億円) に達し、引き続き中国内地の外貿都市の中で首位を維持した。輸出入額は前年同期比0.3%増で、このうち輸出は 1兆7900億元(約37兆2631億円)、輸入は 1兆1700億元(約35兆3895億円) で9%増加した。
同期間、一般貿易方式による輸出入は 1兆6200億元(約33兆7241億円) で、深センの輸出入総額の54.6%を占めた。保税物流による輸出入は 8007.8億元(約16兆6701億円) で12.6%増となり、総額の27%を占めた。加工貿易による輸出入は 5292.1億元(約11兆167億円) だった。
企業別では、民営企業の輸出入が 2兆600億元(約42兆8838億円) で総額の69.6%を占めた。外資系企業は 7880億元(約158兆円) で11.6%増加し、総額の26.6%を占めた。国有企業は 1092.6億元(約2兆2745億円) だった。
貿易相手国・地域別では、上位10の貿易パートナーとの輸出入が合計 2兆3100億元(約48兆881億円) に達し、2.8%増加。比率は前年同期より1.8ポイント上昇し78.1%となった。特に香港、台湾、日本向けの伸びが目立ち、それぞれ8.1%、20.8%、14.8%増だった。
輸出品目では、従来の電子情報産業や新興産業関連製品が引き続き競争力を保った。今年1~8月の機電製品輸出は 1兆3500億元(約28兆1034億円) で4.6%増加し、深センの輸出総額の75%を占めた。新興産業では、リチウム電池、純電動乗用車、3Dプリンターの輸出がそれぞれ35.9%、14.3%、10.7%増加した。
輸入では、人工知能技術の応用拡大に伴い関連電子部品の伸びが顕著となった。機電製品の輸入は 9491.6億元(約19兆7590億円) で12.5%増加し、輸入総額の81.4%を占めた。(c)東方新報/AFPBB News