ケニア、アフリカ睡眠病を制圧 WHO
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【8月9日 AFP】世界保健機関(WHO)は8日、ケニアがアフリカ睡眠病(アフリカトリパノソーマ症)を制圧し、10か国目の制圧国になったと発表した。
アフリカ睡眠病は、サハラ以南のアフリカで風土病となっている。WHOによると、無治療の場合、通常は死亡する。
寄生性の原虫による疾患で、ツェツェバエの吸血を介して感染する。
農業、漁業、畜産、狩猟に依存している農村部の住民が、最も感染リスクが高いと考えられている。
ケニアでは20世紀初頭に最初の症例が確認された。
ケニアの他、ベナン、チャド、赤道ギニア、ガーナ、ギニア、コートジボワール、ルワンダ、トーゴ、ウガンダが現在、アフリカ睡眠病を制圧している。(c)AFP