【8月25日 東方新報】国家市場監督管理総局の公式サイトによると、夏の到来とともに「ビール経済」が勢いを増している。消費者の夏季の飲食の安全を守るため、同総局は全国の監督部門に対し、ビールの製造・販売に対する日常的な監視体制を強化し、抜き取り検査やモニタリングを一段と拡充するよう指導している。

また、ビールの製造・販売事業者に対しては、食品安全における主体的責任を確実に果たすよう促すとともに、原材料や製造工程における品質・安全管理、作業器具の洗浄・消毒といった衛生面のリスク管理も徹底するよう求めている。こうした取り組みにより、夏の食卓の安心を全力で守っていくとしている。

2025年上半期には、全国の市場監督機関がアルコール度数などの品質指標、有機汚染物質、微生物、食品添加物、重金属といった5分類・19項目にわたって、計1万5722件のビール製品について監視検査を行った。その結果、不合格とされたのはわずか5件で、不合格率は0.03%にとどまった。いずれの不合格も「アルコール度数」に関するものだった。

この5年間、ビールの不合格率は常に0.11%未満に抑えられており、品質と安全性の水準はおおむね良好である。(c)東方新報/AFPBB News