【7月25日 AFP】米国の人気プロレスラー、ハルク・ホーガンさんが24日、米フロリダ州で死去した。71歳。

1953年8月、米ジョージア州生まれ。本名はテリー・ボレア。地元警察によると、ホーガンさんは自宅で心停止し、フロリダの病院に搬送されたがその後、死亡が確認された。

1979年、米プロレス団体WWF(現在のWWE)に登場。卓越したレスリング技術とリング上での米国らしい英雄的なパフォーマンスでファンを魅了。プロレスをエンターテインメントビジネスに押し上げた。

ホーガンさんは2024年の米大統領選でドナルド・トランプ氏を支持。共和党全国大会に登場し、シャツを破り捨てるパフォーマンスを披露した。

トランプ氏は「今日、偉大な友人を失った」とSNSに投稿し、ホーガンさんの死去を悼んだ。

「彼は共和党全国大会で電撃的なスピーチを行い、週全体のハイライトの一つだった。彼は世界中のファンを楽しませ、その文化的な影響は巨大だった」と称賛した。

身長6フィート7インチ(約2メートル)の体格で、バンダナや金髪のヒゲがトレードマーク。全盛期には映画やテレビに出演し、ビデオゲームにも登場した。

映画『ロッキー3』で共演した主演俳優のシルベスター・スタローン氏は「彼は本当に素晴らしく、その驚異的なスキルがロッキー3を非常に特別な作品にしました。心が痛みます」と述べた。

私生活では、セックス動画が流出して訴訟を起こす騒動や、人種差別的な言葉を使用した録音で物議を醸した。

ホーガンさんは3度結婚し、最初の妻リンダさんとの間に2人の子供がいた。(c)AFP