【6月28日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権は27日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、大会3連覇を目指すカルロス・アルカラス（スペイン）は初戦でファビオ・フォニーニ（イタリア）と対戦することが決まった。世界ランキング1位のヤニック・シナー（イタリア）は、準決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）と激突する可能性があるドローとなった。

アルカラスは、過去2年連続でウィンブルドン決勝でジョコビッチを破っており、現在キャリア最長となるマッチ18連勝中と好調を維持する中で、30日開幕の本戦に臨む。38歳のフォニーニとは過去2勝0敗としている。

ウィンブルドン3連覇を達成すれば、男子ではビョルン・ボルグ（スウェーデン）、ピート・サンプラス（米国）、ロジャー・フェデラー（スイス）、ジョコビッチに次いで、オープン化以降では史上5人目の快挙となる。

一方、ウィンブルドン初制覇を目指すシナーは、初戦で同胞のルカ・ナルディと顔を合わせる。シナーは先日の全仏オープンでは決勝でアルカラスに敗れた。

通算7度の大会制覇を誇るジョコビッチは、2018年大会以降で最も低い第6シードとして出場し、1回戦ではアレクサンドレ・ミュラー（フランス）と対戦する。

ジョコビッチは、出場した過去6大会すべてで決勝に進出しており、順当に勝ち進めば、準々決勝で第4シードのジャック・ドレイパー（英国）と対戦する可能性がある。ドレイパーの1回戦の相手はセバスティアン・バエス（アルゼンチン）に決まった。

ジョコビッチは今大会で、女子のマーガレット・コートを抜いて歴代単独最多となる四大大会（グランドスラム）通算25勝目に加え、フェデラーに並ぶウィンブルドン男子シングルス最多8勝目を狙う。

第3位シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）は1回戦でアルトゥール・リンデルクネシュ（フランス）と対戦。順当に勝ち進めば、準々決勝で第5シードのテイラー・フリッツ（米国）と激突する組み合わせとなった。(c)AFP