【6月4日 AFP】男子テニスのニック・キリオス(オーストラリア)は3日、けがからの回復が遅れていることを理由に、ウィンブルドン選手権を含む今年のグラス(芝)コートシーズンを欠場すると発表した。

30歳のキリオスは手首などの度重なる故障により、この2年間はほとんど実戦から遠ざかっている。3月のマイアミ・オープンでは、シングルスで2022年以来となる白星を挙げたが、現在開催中の全仏オープンは膝の負傷で欠場している。

キリオスは自身のインスタグラムで、「回復に少し遅れが出てしまい、残念ながら今年の芝シーズンには間に合わない」と説明。「皆さんが自分のプレーを心待ちにしていたことは分かっている。失望させてしまい、本当に申し訳ない」とつづった。

「これは単なる道のりの途中にある障害にすぎない。これまで以上に強くなって戻ってこられるよう、すでに懸命に努力している」とも記した。

キリオスは2022年のウィンブルドンで準優勝を果たしており、当時は決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れている。

今年のウィンブルドンは6月30日に開幕する。(c)AFP