UAE、中国にナツメヤシの苗木2万3500本を寄贈
発信地:東京
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【12月13日 東方新報】アラブ首長国連邦(UAE)と中国の代表者は7日、中国海南省(Hainan)文昌市(Wdenchang)の中国熱帯農業科学院で、UAEから寄贈されたナツメヤシの苗木を植えた。
これは、農業協力の一環で中国に寄贈されたナツメヤシの苗木10万本のうち、2021年の1回目の1500本に続く2回目の2万3500本である。
「砂漠のパン」として知られるナツメヤシは、主要な食糧作物であり、中国がアラブ諸国との協力を深めるための重要な架け橋となるものだ。
最初に植えられた1500本の3年後の生存率は92.78パーセントに達し、そのうちのいくつかはすでに開花し、実を結んだ。
中国熱帯農業科学院椰子研究所の話によると、海南省のほか、雲南省(Yunnan)、福建省(Fujian)の複数の地域でナツメヤシの試験植林をさらに推進し、異なる地域への適応性を調査していく計画だという。
中国農業農村部の張治礼(Zhang Zhili)副部長の話によると、近年中国とUAEは、耐塩性米の栽培、植物の病害虫や災害対策など、さまざまな分野で協力関係を築き、大きな成果が上がっているという。張氏は「両国の農業貿易の規模も拡大を続けており、今後も経済貿易の連携をさらに深めていく。両国は共同で近代的な農業研究所を設立し、農業協力関係をさらに高いレベルへと発展させ、両国の国民にいっそう多くの利益をもたらすことを目指す」と話している。(c)東方新報/AFPBB News