チャイルズの「銅」無効、CASは再考しない方針 米体操連盟が明かす
発信地:ワシントンD.C./米国
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【8月13日 AFP】パリ五輪の体操女子種目別ゆかで、米国のジョーダン・チャイルズ(Jordan Chiles)が採点の見直しを経て獲得した銅メダルを再び元に戻した裁定に関し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は新たな証拠が見つかったにもかかわらず再検討しない方針だと、米国体操連盟(USA Gymnastics)が12日に明らかにした。
チャイルズは演技の難易度に関する米代表チームからの異議申し立てが認められ、ルーマニアのアナ・バルボス(Ana Barbosu)を抑えて銅メダルを手にした。しかし、米国側の抗議が1分と定められていた規定の4秒後だったとして、CASは再評価されたチャイルズの得点を取り消し、国際オリンピック委員会(IOC)もバルボスへの銅メダル授与を決めた。
米体操連盟は抗議が時間内に行われたことを示す新たなビデオ証拠に言及し、CASがこの問題を再考してチャイルズに銅メダルを戻すよう試みたが、それがこの日退けられたと述べた。
同連盟は、この件が米国側に有利な裁定で解決する道を模索するべく今後もさらに強く働きかけ、スイス当局に上訴する可能性を示している。(c)AFP
