【7月28日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は27日、パリ五輪のシングルスに出場するかは分からないと話した。

 練習中に太ももを痛めたナダルは、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)とのペアで男子ダブルス1回戦に勝利した試合後、「あすプレーするかは分からない」「陣営と話をして、メダル獲得の可能性を最大限高めるために最も賢明な判断をしたい」と語った。

 ナダル/アルカラス組はこの日、大会第6シードでアルゼンチンのマキシモ・ゴンサレス(Maximo Gonzalez)/アンドレス・モルテニ(Andres Molteni)組を7-6(7-4)、6-4のストレートで下した。

 五輪と同じ会場の全仏オープン(French Open)で14勝を誇るナダルと、6月の同大会で初優勝を飾ったアルカラスのペアが登場すると、満員の観客はスタンディングオベーションでたたえ、試合中も大歓声が上がった。

 2008年の北京五輪でシングルスの金メダル、2016年のリオデジャネイロ五輪でダブルスの金メダルを獲得しているナダルは、右太ももにテープを巻いて出場。今大会のシングルスでは2回戦で長年のライバルであるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦する可能性がある。(c)AFP