【6月9日 AFP】香港で人気を博した巨大なアート作品「ラバー・ダック(Rubber Duck)」が9日、10年ぶりに帰ってきた。今回はもう1羽増え、「ダブル・ダックス(Double Ducks)」という作品名で2羽のアヒルがビクトリアハーバー(Victoria Harbour)に浮かんでいる。

 高さ18メートルのこのアヒルは、オランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)氏が手掛けたバルーン状の立体作品で、2007年に初登場して以来、世界の主要都市で展示され平和の象徴になっている。

 香港での2013年の展示では、大勢の見物客が詰め掛けた際や、事故でしぼんでしまった時には大きなニュースになった。

 アヒルを見に訪れた女性はAFPに対し、「10年ぶりにアヒルが戻ってきたのは素晴らしいことだと思う。特に(新型コロナウイルスの)パンデミックがあったので、見るだけでうれしくなる」と話した。(c)AFP/Celia CAZALE and Holmes CHAN