【5月31日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は30日、ウクライナへの侵攻開始後初めてモスクワが本格的な無人機攻撃を受けたことについて、ウクライナ政府はロシア国民を「脅そう」としていると非難した。

 プーチン氏は、モスクワの防空システムが機能したと述べる一方、今回の攻撃は、ロシアがウクライナ軍情報本部を攻撃したことへの「報復」との見方を示し、「ウクライナ政府はロシア国民を脅す道を選んだ」と語った。

 ロシア国防省は、今回の攻撃には無人機8機が使用され、うち5機を撃墜、3機を無力化したとしている。

 外務省は、ウクライナ向けの西側諸国の支援について「同国指導者をテロなどの無謀な行為に走らせることにつながっている」と批判した。

 ロシア国内ではこの日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド(Belgorod)州がウクライナ軍の攻撃対象となった。州知事によれば、避難所が砲撃を受け、1人が死亡した。(c)AFP