【5月30日 AFP】デンマーク政府は30日、国防費を今後10年で3倍に増やす計画を発表した。

 デンマークの現在の国防費は国内総生産(GDP)の1.38%だが、2030年までに対GDP比で2%まで引き上げるとする北大西洋条約機構(NATO)の目標を目指す。NATO加盟30か国のうち、この目標をすでに達成している国は少ない。

 トロルス・ルン・ポールセン(Troels Lund Poulsen)国防相代行は「政府は今後10年で約1430億デンマーク・クローネ(約2兆8900億円)を割り当て、デンマークの防衛・安全保障の大幅な強化を目指す」と説明した。

 増額分は、祝日を1日廃止して調達する予定。これには反対する国民も多い。

 前日29日、デンマークはウクライナに対し、主に軍事面で179億クローネ(3600億円)の追加支援を発表。3月にも、75億クローネ(1500億円)の支援を表明していた。

 ルン・ポールセン氏は「目標は引き続き、北極圏と北大西洋における緊張を抑制することにある。われわれは無論、自国を防衛するとともに、バルト海(Baltic Sea)とその周辺国の安全保障に関わる共同責任の義務を果たす」と説明した。(c)AFP