【5月29日 AFP】ウクライナは、28日にかけて首都キーウなどにロシアの無人機59機が飛来し、うち58機を撃墜したと発表した。ウクライナ軍は当初、飛来したのは54機としていた。

 今回の攻撃による死者は2人、負傷者は3人。

 ウクライナ政府は、首都への攻撃としては侵攻開始以降で最大とし、約40機が飛来したとしている。

 キーウ市の軍当局は当初、40機以上を防空システムで撃墜したとしていたが、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はその後、首都および周辺地域上空で撃墜したのは36機と訂正した。

 ゼレンスキー氏は定例演説で、「破壊行為の大半が回避され、奪われていたかもしれない人命の大半も救われた」とし、「それを可能にしてくれた一人ひとりに感謝する」と述べた。

 年明け以降、キーウへの攻撃はほとんどなかったが、5月に入ってからの無人機攻撃はこれで14回目となる。市内では毎晩のように空襲警報と爆発音が鳴り響いている。(c)AFP