【5月21日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第105回全米プロゴルフ選手権(2023 PGA Championship)は20日、米ニューヨーク州ロチェスター(Rochester)のオークヒルCC(Oak Hill Country Club、パー70)で3日目が行われ、メジャー通算4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が2日連続の4アンダー「66」をマークし、通算6アンダーの単独首位に立った。

 ビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)、コーリー・コナーズ(Corey Conners、カナダ)がともにイーブンパー「70」で回り、ケプカと1打差の2位タイに続いた。ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)も「70」でまとめ、通算3アンダーの単独4位につけた。

 LIVゴルフリーグ(LIV Golf League)組のケプカとデシャンボーには、1番のティーグラウンドでの選手紹介の際にブーイングが起こったが、その後は二人とも圧巻のショットを披露してギャラリーを沸かせた。

 2013年の全米オープン選手権(2013 US Open Championship)覇者ジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は「69」をマークし、世界ランキング2位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)と通算2アンダーの5位タイに並んだ。シェフラーは「73」をたたき、前日首位から後退した。

 メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は「69」で通算1アンダーとし、単独7位に浮上した。

 先月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を制した世界ランク1位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)は、この日「72」で通算6オーバーとなり、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)らと42位タイに並んでいる。キャリアグランドスラム達成まで残すは全米プロのタイトルのみとなっているスピースは、今大会自身最少の「71」で回った。(c)AFP/Jim SLATER