【5月19日 AFP】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第105回全米プロゴルフ選手権(2023 PGA Championship)は18日、米ニューヨーク州ロチェスター(Rochester)のオークヒルCC(Oak Hill Country Club、パー70)で開幕し、日没サスペンデッドとなる中で、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)が4アンダー「66」を記録し、18ホールを終えた中では暫定トップ(クラブハウスリーダー)に立った。

 難コースのオークヒルで6バーディー、2ボギーを記録したデシャンボーは、「素晴らしいラウンドだった」と振り返り、「本当に良いゴルフができた。いくつもフェアウエーをキープできたし、パットも決められた」と語った。

 かつては飛距離アップのため体を大きくしていたが、それが原因で炎症に悩まされたデシャンボー。食事を変えるなどし、減量して迎えた今大会では「またやれることが分かった」と、2020年の全米オープン選手権(2020 US Open Championship)以来となるメジャー2勝目へ向けて手応えを感じている。昨年手術を受けた左手首のけがも回復し、「復帰して、自分のスイングをようやく理解でき始めたのがうれしい。今週はいくつかのことが分かって、きょうはそれが結果として現れた」。

 ホールアウトした選手では、世界ランキング2位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)とダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)、コーリー・コナーズ(Corey Conners、カナダ)が1打差でデシャンボーに続いた。

 連覇を狙うジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は、全英オープン(The 150th Open Championship)覇者キャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)とブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)のLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)勢らと並び、2オーバーの暫定42位タイ。

 マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を制した世界ランク1位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)と全米オープン現王者のマシュー・フィッツパトリック(Matthew Fitzpatrick、イングランド)は6オーバーの同117位タイと出遅れた。

 今大会でキャリアグランドスラム達成を目指すジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は3オーバーの暫定63位タイとなった。

 初日は霧により開始が1時間50分遅れた影響で、30人がプレーを終えられなかった。ラウンドを終了できなかった中では、ツアールーキーのエリック・コール(Eric Cole、米国)が、14ホールを回って5アンダーで暫定トップに立っている。(c)AFP/Jim SLATER