【5月10日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は対独戦勝記念日(Victory Day)の9日、首都モスクワの赤の広場(Red Square)で演説し、世界は「転換点」を迎えているとの見方を示すとともに、ロシアに対して「戦争」が仕掛けられていると主張した。

 プーチン氏は退役軍人やウクライナ侵攻に参加する兵士が参加したパレードで、「今日、文明は再び決定的な転換点を迎えている」と述べ、「われわれの祖国に対して戦争が仕掛けられている」と主張した。

 さらにプーチン氏はロシアの勝利を誓い、ロシアの将来はウクライナで戦う兵士たちに懸かっていると激励した。

 ウクライナ侵攻についてプーチン氏は、国家の存亡を懸けた紛争だとする主張を強めており、西側諸国がウクライナに肩入れしたために対立が激化していると非難している。

 映像はロシア国営放送「第1チャンネル(Channel One)」の放送内容の一部。(c)AFP