サムスン電子の半導体生産ライン(c)news1
サムスン電子の半導体生産ライン(c)news1

【05月06日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子がレガシー(旧型)工程製品を中心に半導体の減産に乗り出す。メモリーDRAM減産対象の製品はDDR3とDDR4、LPDDR3、LPDDR4などだ。

価格が相対的に低い新製品のDDR5が発売されたことにより、DDR3とDDR4などは顧客の選好度が落ちている。不良在庫になる前に先手を打って物量調節に乗り出したようだ。

DRAMは世代が新しいほど回路線幅は狭く、半導体素子の集積度が高くなる。このため、生産は難しいものの電力効率が高まり、ウェハー1枚から生産できるチップの個数も増える。

サムスン電子は1997年にDDRDRAMを手始めに2001年にDDR2、2005年にDDR3を相次いで開発した。2011年にはDDR4DRAMを発売している。

現在、旧モデルになったDDR3やLPDDR3などは需要が急減している。英調査会社オムディアによると、DRAM市場のDDR3シェアは昨年は3%に過ぎない。今年と来年は2%程度に下がり、2025年からは1%台になる見通しだ。事実上、需要がなくなるわけだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News