仁川空港で搭乗手続きを待つ乗客(c)news1
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【05月06日 KOREA WAVE】韓国の海外旅行需要が新型コロナウイルス禍以前の水準に迫っている。特に5月には3連休以上のゴールデンウィークが3回もあるうえに、中国の入国規制が本格的に緩和されたことにより、業界関係者はコロナ前を上回る可能性があると見ている。

旅行会社「ベリーグッドツアー」によると、5月に海外旅行へ出発するのは4万3900人で、コロナ前の2019年(4万7200人)の93%に回復した。関係者は「分析の結果、5月の出発は2000人程度の追加が予想され、中国旅行が爆発的に伸びるので100%に回復するだろう」との見通しを語った。

ベリーグッドツアーのデータを地域別にコロナ前と比較すると▽東南アジア(1万4900人→1万5200人)▽日本(6400人→1万1000人)――が増加しており、大幅に減少した中国の回復を待つばかりだ。

「黄色い風船」社の場合、5月の海外旅行需要は19年比70%ほど回復し、夏には80%を超えると予想している。

「ハナツアー」と「モドゥツアー」は今年5月の海外旅行需要が昨年同月に比べてそれぞれ1229%と750%と大幅に増加した。

モドゥツアー関係者は「現在の予約数の推移を見れば5月は4月より10~15%程度増加するし、6月はそれよりさらに増える」と予想。「中国の旅行再開に期待するところが大きい」と話している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News