「LG生活健康光化門ビル」(LG生活健康提供)
「LG生活健康光化門ビル」(LG生活健康提供)

【05月05日 KOREA WAVE】韓国の化粧品・生活用品大手「LG生活健康」はこのほど、2023年第1四半期(1~3月)の全社売り上げが前年同期に比べ2.4%増の1兆6837億ウォン(約1711億円)だったと明らかにした。同期間、営業利益は16.9%減の1459億ウォン(約148億円)だった。

飲料事業は好調だが、主力である化粧品と生活用品事業の利益減少が実績改善の足を引っ張った。全社の売り上げの30%を占める海外売り上げは5002億ウォンで、前年同期比1.7%下落した。

事業別に見れば、化粧品事業の第1四半期の売り上げは前年同期比0.3%増の7015億ウォン、営業利益は11.3%減の612億ウォンだ。中国での消費回復が遅れたことで、売り上げは前年同期の水準だ。ベース効果で免税品の売り上げは2桁成長したが、中国での売り上げは2桁減少した。

生活用品事業の第1四半期の売り上げは5630億ウォンで前年同期比1.9%成長したが、営業利益は327億ウォンで40.7%も減少した。インフレによる費用負担と固定費が増えたためだ。

飲料事業は、売り上げ(4192億ウォン・6.7%)と営業利益(520億ウォン・1.3%)ともに成長した。

化粧品免税など中国関連の実績改善なしには不振が続くという見通しだ。LG生活健康関係者は「一般観光客のほかに、中国の個人貿易商の影響が大きい。免税化粧品の売り上げが良くならない限り、直ちに実績改善は難しいだろう」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News