【4月2日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は1日、女子シングルス決勝が行われ、大会第15シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は7-6(16-14)、6-2で第10シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に勝利し、キャリア通算30勝目となる優勝を飾った。

 33歳で自身初のマイアミ・オープン決勝に臨んだクビトバは、通算41回目の決勝で30勝目を挙げ、WTA 1000大会は通算9勝目。これで世界ランキング10位以内に復帰することも決まった。

 第1セットのタイブレークは22分以上に及ぶ計30ポイントの熱戦になったが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)優勝2回のクビトバは相手の5本のセットポイントをしのぎ、最後はルバキナのリターンがネットにかかってこのセットを獲得した。第2セットはその勢いでいきなりブレークを奪ってゲームカウント2-0とすると、以降はルバキナに立ち直りの機会を与えなかった。

 クビトバは、タイブレークで試合の流れを持ってくることができたと話し、「まだ驚いている。最終的には、タイブレークが試合全体の大きな分かれ目になったと思う。多分、私のキャリアで一番長かったはずだけど、なんとか乗り切れた」とコメントした。

「(ルバキナに)タイブレークの序盤は何本もエースを決められて、こちらとしてはどうしようもない感じだったから、少し難しかった」

 対するルバキナは、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)との連続優勝「サンシャインダブル」に王手をかけていたが、優勝には届かなかった。(c)AFP/Simon EVANS