【3月25日 AFP】米半導体大手インテル(Intel)の共同創業者で半導体の集積度が2年ごとに倍増するという「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア(Gordon Moore)氏が24日、ハワイ州の自宅で死去した。94歳。インテルが明らかにした。

 ムーア氏はカリフォルニア工科大学(Caltech)で博士号を取得後、1968年に長年の同僚だったロバート・ノイス(Robert Noyce)氏とインテルを設立。社長、最高経営者(CEO)、会長を歴任した後、2006年に退社した。

 72年連れ添った妻ベティ(Betty Moore)氏と設立した財団を通じて、生涯で51億ドル(約6660億円)以上を慈善事業に寄付した。

 1965年には、半導体の集積度が毎年倍増すると予測。後に2年ごとに倍増すると予測を修正した。この理論は「ムーアの法則」として知られている。(c)AFP