【3月17日 AFP】ブラジル北東部リオグランデドノルテ(Rio Grande do Norte)州各地で、13日からギャングの騒乱が続いている。収監されているリーダーが、刑務所内での処遇や犯罪取り締まりを強化する新州法への抗議として組織したもの。

 当局によると州内の都市部少なくとも28か所で今週、騒乱が起きている。現地メディアは九つの都市で、燃やされた車両やバス、銃痕だらけの警察車両、炎上する企業や政府機関の建物の映像を伝えている。州都ナタル(Natal)では、ごみの収集所やスーパー、ガソリンスタンドが燃やされたという。

 フラビオ・ディノ(Flavio Dino)法務・公安相は米CNNに対し、連邦警察から220人を派遣したが、800人まで増員する可能性があると語った。

 州治安筋によると警察との衝突で少なくとも2人が死亡、67人が逮捕された。(c)AFP