【03月07日 KOREA WAVE】
韓国航空宇宙産業(KAI)のカン・グヨン社長(c)news1
韓国航空宇宙産業(KAI)のカン・グヨン社長(c)news1

マレーシアと軽攻撃機の輸出契約を結んだ韓国の航空機メーカー、韓国航空宇宙産業(KAI)のカン・グヨン社長がこのほど、オーストラリアの「アバロン国際エアショー」を契機に開かれた防衛産業展示会場で記者団のインタビューに応じ、「エジプトは中東・アフリカ地域の強者だ。しばらくはエジプト(輸出)事業に専念する」と述べた。

KAIは先月24日、マレーシアにFA-50戦闘攻撃機を18機販売する1兆2000億ウォン(約1247億円)相当の契約を締結した。

カン社長は「エジプトは36機導入する計画であり、その後おそらく100機まで行ける大きな市場だ。(東南アジアでは)フィリピンとマレーシア、インドネシアの3国市場が重要だ」と語った。

カン社長はウクライナ戦争でロシア製兵器が苦戦していることについても言及し、「ロシア製兵器を使用している国は西側兵器に変えなければならないと考えただろう。それを最初に実行した国がポーランド」と述べた。

KAIは昨年、ポーランドにFA-50を48機輸出する約4兆ウォン(約4160億円)規模の契約を結んでいる。

また、今回のインタビューで米国市場進出への熱意も示した。カン社長は「最終目標は米国にKAIの輸出ベルトを完成させること。今年準備し、来年オールインする計画だ」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News