【3月6日 CGTN Japanese】国際通貨基金(IMF)のクリシュナ・スリニバーサン・アジア太平洋局長は、国際金融フォーラム(IFF)がこのほどオンライン方式で開催したグローバル経済ハイエンド対話で、「中国経済の急回復により、アジア太平洋地域の経済再生は大きく促進される」と述べました。

 スリニバーサン局長は、「IMFの評価によれば、中国経済が1%成長した場合、アジア経済は0.3%成長する。中国は地域内の大多数の国にとって、重要な貿易パートナーだ。中国の観光業はタイやベトナムなどの国の経済成長にプラスになる」と説明しました。

 スリニバーサン局長はまた、「中国が観光業制限を撤廃したことが、アジア太平洋地域の流動性と消費を明らかに高めた。最近の経済指標は、中国の製造業とサービス業は再び拡大しはじめたことを示している。これらはいずれも、中国経済の回復を示す力強い標識だ」との見方を示しました。

 スリニバーサン局長によれば、IMFは中国経済の急回復を受けて、中国経済は今年上半期に全面的に回復すると、回復時期の予測を修正しました。これまでは、中国経済が回復する時期を2023年の下半期と予測していました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News