【3月7日 Xinhua News】中国の北京証券取引所に上場する全175社の2022年12期決算が出そろった。22年の総売上高は前年比21・6%増の1301億7900万元(1元=約20円)、純利益は6・1%増の123億4100万元だった。黒字となったのは162社で全体の92・6を占めた。

 同取引所の関係部門責任者によると、上場企業のうち、株価指数「北証50成分指数」の構成銘柄はリーディングカンパニーとしてけん引役を果たし、22年の売上高は43・9%増の754億2100万元と全体の57・9%を占めた。純利益は27・4%増の74億1400万元で全体の60・1%を占め、北京証取の上場企業の安定成長の「バラスト」となった。 

 上場175社の株式発行・公開による資金調達額は累計348億6900万元、1社あたり約2億元に上った。調達資金の約8割がグリーン(環境配慮型)・低炭素、デジタル経済、ハイエンド設備製造、新材料などの分野に投じられている。 

 イノベーション型中小企業の集積地である同取引所では、上場企業のうち70社が国家級の「専精特新(専業化、精細化、特色化、斬新化)」の特徴を持つ小巨人企業(大きな成長が見込まれるスタートアップ企業)」に選ばれ、全体の40・0%を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News