【2月4日 AFP】メリック・ガーランド(Merrick Garland)米司法長官は3日、没収していたロシアの資産をウクライナ支援に転用することを認めた。米メディアが報じた。

 訪米したウクライナのアンドリー・コスチン(Andriy Kostin)検事総長との会談中に発表した。

 CNNによると、ガーランド氏は「きょう、没収したロシアの資産をウクライナで使用するために初めて譲渡することを承認した」と述べた。

 転用されるのは、昨年4月に制裁逃れの罪で起訴されたロシアのオリガルヒ(新興財閥)、コンスタンチン・マロフェーエフ(Konstantin Malofeyev)被告の押収資産。米国務省に譲渡され、ウクライナ国民の支援金として使われるという。

 コスチン氏はこの動きを歓迎。没収された資産のうち540万ドル(約7億円)を復興費に充てると述べた。(c)AFP