【02月03日 KOREA WAVE】
オリーブヤング明洞店(c)news1
オリーブヤング明洞店(c)news1

昨年、過去最高の営業利益を上げた韓国のヘルス&ビューティーストア「CJオリーブヤング」が、商品開発から販売戦略までを一貫して担う本社所属のマーチャンダイザー(MD)職100人余りに年俸の80~160%に匹敵する特別成果給(ボーナス)を支給した。他の職域に支給されたのは年俸の20~40%で、職場間格差に不満の声が上がるなど話題を呼んでいる。

同社では、一部社員にMDと他の職場の不公平さへの不満が噴出。社員らは「部門別に成果給の差が激しいと社内間の葛藤だけが膨らむ」「働く意欲が一気に落ちる」といった反響があるという。「MDの退社率上昇を受けて前任代表が実施したやむを得ない制度」という意見もあった。

これに対してオリーブヤング関係者は「成果給は個人、人事チーム以外には秘密の事項」とした。

同社は昨年初め、役員を除いた社員に初めて年俸の5%の特別成果給を支給。こうした特別成果給は2021年にCJのイ・ジェヒョン会長が発表した中期ビジョンと関連がある。イ会長は当時「すべてを可能にする核心は人材。多様な機会と公正な競争を通じて他の企業では見られなかった破格の褒賞を与え、ともに成長できる仕事場を作る」と話していた。

一方、匿名SNSのブラインドには、同社の成果給に絡んで「9000万ウォン(945万円)余りが入金された」とする口座の内訳が掲示された。これについては「ありもしない事実」という指摘が出る一方で「オリーブヤング行きたい」などの反応があふれた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News