【2月2日 AFP】フィンランドのイルタ・サノマット(Ilta-Sanomat)紙が2日掲載した世論調査結果によると、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟が遅れる場合、フィンランドが先行して加盟すべきだと考える回答者が過半数に上った。

 調査は1月30日〜2月1日にかけ、フィンランド国民1021人を対象に実施された。

 トルコなどの反対でスウェーデンのNATO加盟承認が遅れる場合、フィンランドは待つべきかとの質問に対し、53%が反対すると回答。スウェーデンと同時加盟すべきだと答えたのは、28%にとどまった。

 フィンランドとスウェーデンは数十年に及ぶ軍事的中立を守ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、昨年5月にNATOへの加盟を申請した。だが、NATO加盟国のトルコは、スウェーデンが非合法組織につながる容疑者の引き渡しを拒否しているとして、北欧2か国の加盟の批准に至っていない。(c)AFP