【1月17日CNS】中国物流購買連合会によると、中国で2022年12月の非製造業ビジネス活動指数は41.6%となり、前月比5.1ポイント減となった。指数は6か月連続で前月比マイナス、3か月連続で50%を下回っており、供給と需要それぞれ低迷が続いている。

 12月は新型コロナウイルス感染者の増加が企業の雇用を引き締め、非製造業の雇用指数は42.9%で、前月比2.6ポイント減。2022年の最低値を更新した。

 コロナ禍によりサービス業は低迷が続く。12月のサービス業のビジネス活動指数は39.4%で、前月比5.7ポイント減。6か月連続で前月比マイナス、4か月連続で50%を下回り、今年の最低値を更新した。飲食、宿泊、小売り、観光などの対人型サービス産業が影響を受けている。12月のサービス業の新規受注指数は37.4%で、前月比4ポイント減。下半期の最低値を更新した。

 2022年の年間を通した非製造業ビジネス活動指数の平均値は49.1%で、2021年から3.8ポイント減少。2023年1月は新年と春節(旧正月、Lunar New Year)のダブル効果により、小売りや飲食、宿泊、エンターテインメント、観光などの消費需要が一気に高まるとみられる。春節後には社会活動が正常化して労働力不足が解消し、非製造業の回復が期待されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News