「天宮」発射台(ハンファディフェンス提供)(c)news1
「天宮」発射台(ハンファディフェンス提供)(c)news1

【01月13日 KOREA WAVE】韓国政府がアラブ首長国連邦(UAE)で新年初の「K-防衛産業」セールス外交に乗り出す。昨年137億ドル(約1兆7671億円)で、年間基準で史上最高値を記録したK-防衛産業の輸出額が、今年600億ドル(約7兆7394億円)レベルまで上昇する可能性がある。期待混じりの展望が語られるなか、UAEがK-防衛産業の進歩の足掛かりになるか注目される。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は14~17日、UAEを国賓訪問する。今回の訪問にはオム・ドンファン(厳東煥)防衛事業庁長をはじめ、「韓国航空宇宙産業(KAI)」のカン・グヨン代表、「LIGネクスワン」のキム・ジチャン社長ら主要防衛産業関係者が参加する。

ユン大統領自ら、韓国とUAEの防衛産業協力を推進することで、防衛産業を国家戦略産業に育成するという政府の意志を示す。

韓国は昨年1月、UAEと35億ドル規模の弾道ミサイル迎撃システム「天宮Ⅱ」(MSAM2)輸出契約を締結した。先月5日にはUAE現地でチョン・サンファ(鄭相和)空軍参謀総長とLIGネクスワンやハンファシステムなど関係者の参観の下、天宮Ⅱの初射撃が実施された。

また同月中旬にはパク・ジョンファン(朴正煥)陸軍参謀総長がUAEを訪問し、韓国が輸出した多連装ロケット砲「天舞」(K-239)運用現場などを見学し、UAE軍に対する韓国陸軍の後続軍需支援協議と連合訓練拡大など協力・協力方案を議論した。

先月15日にはUAE軍・防衛産業界関係者らが、忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)所在の国防科学研究所(ADD)安興(アンフン)試験場で実施された国産兵器体系の試演行事に参加した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News