【1月12日 Xinhua News】中国上海市が大型航空機産業のシステム構築を加速させている。コア技術の進展と統合イノベーションに重点を置き、昨年は国産リージョナルジェット機「ARJ21」の大規模納入を進め、国産旅客機「C919」1号機の引き渡しを実現させた。

 同市科学技術委員会が10日発表した「上海科学技術進歩報告2022」によると、C919は昨年12月に最初の顧客となる中国東方航空に1号機が引き渡され、商用運航に向けた第一歩を踏み出した。同機は昨年末時点で32社からの1035機を受注している。

 ARJ21も12月に最初の海外顧客となるインドネシアのトランスヌサ航空に1号機が納入された。昨年は25社からの690機を受注し、国内外の9社に計100機を納入。これまでの輸送旅客数は600万人近く、運航路線は316路線、就航都市は118都市に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News