【12月10日 AFP】9日に行われたサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)準々決勝でクロアチアに敗れたブラジルの主将チアゴ・シウバ(Thiago Silva)が試合後、PK戦での敗退を悔やみ、自身は一度もW杯のトロフィーを手にすることはないという事実を受け入れるとのコメントを残した。

 ブラジルは延長戦のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の得点で先制したが、終了間際にブルーノ・ペトコビッチ(Bruno Petkovic)に同点ゴールを献上。1-1で120分を終えると、迎えたPK戦を2-4で落とした。

 シウバは「つらい」と話し、「それでも顔を上げて前に進まなくてはならない。それ以外に道はない」とコメント。失点については「突然、チームの集中力が切れてしまったと思う」と分析し、「われわれはああいった形でカウンターを食らうことに慣れていない。少し崩されて、そこからあのゴールが生まれてしまった」と振り返った。

「残念だが、選手として自分がこのトロフィーを掲げることはないだろう」。シウバは現在38歳で、これがW杯での自身最後の試合になったとみられる。(c)AFP